ワードプレス(WordPress)の画像を最適化して高速化するプラグイン EWWW Image Optimizer を解説します。
- EWWW Image Optimizerのインストール方法がわかります
- 画像ファイルを縮小して高速化する方法がわかります
当記事では無料版の機能のみ解説しています。
EWWW Image Optimizerで実現できること
EWWW Image Optimizerを使うとWordpress内の画像ファイルを圧縮してサイズを軽量化してくれるのでブログ・サイトの表示速度が速くなります。
無料版と有料版では画像ファイルの圧縮率が異なります。無料版は最大20%程の圧縮率ですが、有料版にすることで画像ファイルの圧縮率が最大80%になります。つまり有料版だと1MBの画像ファイルは最大0.2MBに圧縮される可能性があります。
EWWW Image Optimizerのインストール方法
EWWW Image OptimizerプラグインをWordpressにインストールする手順を解説します。
- WordPressのダッシュボード(管理者画面)の「プラグイン」をクリックします
- 「新規追加」をクリックします
- 検索ボックスに”EWWW Image Optimizerと入力すると下に検索結果が表示されます
- ”EWWW Image Optimizer”の「今すぐインストール」ボタンをクリックします
↑EWWW Image Optimizerのインストールが完了すると有効化ボタンが表示されるのでクリックします。
これでEWWW Image Optimizerのインストールと有効化が完了しました。
EWWW Image Optimizerの使い方
EWWW Image Optimizerをインストールして有効化しただけだと全ての最適化機能はオフの状態になっています。
EWWW Image Optimizerの初期設定
最初に設定画面を表示したときに初期設定ガイドが表示されます。
ここで設定した項目は後で変更することもできます。
↑WoredPressのダッシュボード(管理者画面)の「設定」の「EWWW Image Optimize」をクリックします。
↑この画面では「サイトを最適化」にチェックマークを付けて、「今は無料モードのままにする」を選択して次ボタンを押してください。
↑この画面では「メタデータを削除」にチェックマークを入れて、他の項目には何も入っていない状態で設定を保存ボタンをクリックします。
↑この画面では完了ボタンをクリックするだけです。
EWWW Image Optimizerの設定
最初はすべての設定タブは非表示ですが、基本タブのすぐ下の「Enable Ludicrous Mode」をクリックすると他のタブがすべて表示されます。
EWWW Image Optimizerには次の8つの設定タブ・画面があります。
- 基本
- ローカル ※設定不要
画像ファイルの最適化設定ができますが有料版でしか機能しません - 高度な設定 ※設定不要
上級者向けの設定 - リサイズ ※設定不要
画像ファイルサイズの変更と無効化を設定できます - 変換 ※設定不要
WebPの設定や画像ファイルの形式を変換できます - 上書き※設定不要
上書き設定の案内画面への外部リンクです - サポート※設定不要
不具合が起きた際の機能 - 貢献※設定不要
解析データを送信(提供)する設定
基本以外は設定不要です
基本(設定)
↑「メタデータを削除」だけチェクマークが入っている状態でOKです。
「遅延読み込み」はWordPress5.5から標準でLazy load機能が実装されているのでプラグイン側での設定は不要です。
遅延読み込みはWordPress5.5から標準で実装されている
EWWW Image Optimizerプラグイン側の「遅延読み込み」を有効にするとWordPress側の同機能と競合を起こして不具合が起きる可能性もあるのでオフにしてください。
もし他のプラグインで同様の「遅延読み込み(Lazy load)」機能が有効になっている場合はオフにすることをおすすめします。
HTMLのソースファイルを見ると画像ファイルの箇所に「loading=”lazy”」と表記されているのを確認できます
画像のリサイズ設定は不要!画像編集ソフトの利用を推奨
画像のリサイズに関しては他の画像圧縮方法や画像編集ソフトで実施したほうが効率が良いので「0」にすることをおすすめします。値が「0」だとリサイズは実施されません。
WebP変換は最新のGoogle推奨の画像ファイル形式ですが、Webサーバ側(レンタルサーバ)の.htaccessファイルに設定する必要があり、少々敷居が高いですが導入するメリットは大きいです。
WebPは最新の画像ファイル形式
WebP(ウェッピー)は従来のJPEG形式の画像ファイルよりも約25~34%ほど圧縮される最新の形式です。
ただしデメリットとして古いブラウザでは画像は表示されません。例えばIEです。それらの対応していないブラウザの使用率は1%以下なのでWebPを導入したほうがメリットは大きいです。
最近はとくにモバイル(スマホ)の表示速度が遅い警告がサーチコンソールで頻繁に表示されるので積極的に画像ファイルの軽量化を実施した方が何かとメリットの方が多いです。
EWWW Image Optimizerを使って既存のJPEG画像等をWebP形式に変換する方法の詳細な手順はこちらの記事で解説しています↓
EWWW Image Optimizerを使って画像ファイルをWebPに変換する方法
既存の画像ファイルを一括最適化する方法
EWWW Image Optimizerを有効化する前から既にある画像ファイルは自動で最適化(圧縮)されません。
既存の画像ファイルを最適化(圧縮)する方法を解説します。
画像ファイルを最適化するボタンは下記の2か所にあります。
↑どちらの画面から一括最適化ボタンを押しても同じ画面にリンクしています。
一括最適化画面
EWWW Image Optimizerの一括最適化はWordPress側に保存されている元のオリジナル画像ファイルを直接変更するので、念のためバックアップを取っておくことをおすすめします。
↑最適化されていない画像をスキャンするボタンをクリックします。
↑○○点の画像を最適化ボタンをクリックします。
○○は実際に最適化される画像ファイルの枚数が表示されます。
枚数によっては最適化に掛かる時間が長くなります。
最適化実行ログが表示されます。
最適化された画像の状態を確認
最適化された画像の状態を確認する方法を解説します。
↑EWWW Image Optimizerの設定画面の上部に表示されている「最適化された画像を表示」をクリックします。
↑EWWW Image Optimizerの画像圧縮(最適化)によって何パーセントほどサイズを減少したかを確認できます。
まとめ
EWWW Image Optimizerを導入するメリットは画像ファイルを最適化(圧縮)して軽量化してくれるのでブログ・サイトのページ表示速度が上がることです。
さらに、最新の画像ファイル形式のWebPに変換する機能も備わっています。
人気があり、かつ有料版もあるプラグインなのでアップデート(更新)も頻繁に実施されているのでセキュリティの面でも安心して使うことができます。
ただし、「遅延読み込み(Lazy load)」機能はWordPress5.5以降から標準で搭載されるようになったので不具合を避けるため有効化しないようにしましょう。
EWWW Image Optimizerを使って既存のJPEG画像等をWebP形式に変換する方法の詳細な手順はこちらの記事です↓
EWWW Image Optimizerを使って画像ファイルをWebPに変換する方法
Hyper Cache ページ表示速度高速化キャッシュプラグイン 設定方法と使い方
Comet Cacher ページ表示速度高速化キャッシュプラグイン 設定方法と使い方
Cache Enabler ページ表示速度高速化キャッシュプラグイン 設定方法と使い方
WP Super Cache ページ表示速度高速化キャッシュプラグイン 設定方法と使い方
W3 Total Cache ページ表示速度高速化キャッシュプラグイン 設定方法と使い方
WP Fastest Cache ページ表示速度高速化キャッシュプラグイン 設定方法と使い方
Flying Scripts by WP Speed Matters スクリプトの実行を遅らせページ表示速度を高速化するプラグイン 設定方法と使い方
Head Cleaner コードを軽量化して表示速度を向上させるプラグイン 設定方法と使い方