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WordPressプラグイン Google XML Sitemapsの設定方法と使い方

WordPressプラグイン Google XML Sitemapsの設定方法と使い方 アイキャッチ

この記事を読むのに必要な時間は1分です。

ワードプレス(WordPress)のプラグイン Google XML Sitemapsのインストールと設定方法や使い方を詳しく解説します。

この記事を見ることで得られるメリット
  • WordPressのプラグイン Google XML Sitemaps の使い方と設定方法がわかります

今現在、XML SitemapsはXML Sitemaps Generator for Googleに名称が変更されています

Google XML Sitemapsとは

Google XML SitemapsはXMLサイトマップを自動生成できるプラグインです。
GoogleやBingの検索エンジンのWebクローラーに自分のWebブログサイトを巡回してもらうために必要です。

Webクローラーとはインターネット上にあるWebサイト内の文字や画像を収集してデータベース化する自動ロボット(自動プログラム)のことです。この情報を元に検索エンジンは検索結果の順位付けをしています。

代表的なWebクローラーは下記の2種類で、XML Sitemaps(Google XML Sitemaps)はどちらにも有効です。

  • Googlebot(Google検索エンジン)
  • Bingbot(マイクロソフトが運営する検索エンジンBing)

XMLサイトマップとは

XMLサイトマップ(sitemap.xml)とはWebブログサイト内の構造や記事、画像などを検索エンジンに早く正確に伝えるためのファイルです。

検索エンジンのインデックスクローラーがWebブログサイトの構造や記事などを1つ1つ理解するのには時間が掛かるので、内容を1つのXMLサイトマップファイルにまとめることで検索エンジンのクローラーが認識しやすくなります。その結果、新しい記事などがインデックスされやすくなり、検索エンジンに結果が反映されるまでに掛かる時間が早くなる可能性が上がります。

反対に、もしXMLサイトマップが設定されていないと新しい記事を公開してもGoogleの検索結果に反映されるまで時間が掛かる可能性があります。

サイトマップは人間向けと検索エンジン向けの2種類ある

サイトマップには2種類あります

  • XMLサイトマップ(検索エンジン向け)
  • HTMLサイトマップ(人間の利用者向け)

この記事内で取り扱っているXMLサイトマップは検索エンジンに向けたファイルのことです。

いっぽうHTMLサイトマップは人間の利用者向けに判り易くサイトの構成を記載したページのことです。

両者はまったく別の目的で利用されるので先頭にXMLが付くのかHTMLが付くのかを明確に別ける必要があるので注意してください。

サイトマップSEO効果も期待できる

記事数が少ない場合はSEOの効果はあまり期待できませんが、記事数が500以上ある場合は使った方が効率的なります。

とはいえ、始めたばかりのブログでもXMLサイトマップを使うデメリットはなく、メリットしかないので最初から導入したほうが良いです。

Google XML Sitemapsは必要

WordPressには最初から独自のサイトマップが備わっているのですが、機能が乏しく性能も不十分です。

なので別途XML Sitemaps(Google XML Sitemaps)プラグインをインストール・設定してサイトマップ機能を使うことをおすすめします。

Google XML SitemapsからXML Sitemapsに名称が変更

昔は「Google XML Sitemaps」というプラグイン名でしたが現在は「XML Sitemaps」に変更されています。理由は”Google”はGoogle社に商標登録されているので使えなくなったからです。

「XML Sitemaps」は設定画面内のタイトルには「XML Sitemap Generator for WordPress 」と表示されます

All in One SEO Packと競合するのでOFFにする

XML Sitemaps(Google XML Sitemaps)とAll in One SEO Packプラグインは機能が競合してサイトマップファイルが重複してしまうので、All in One SEO Packの設定からサイトマっプ機能をOFFにする必要があります。

サイトマップ生成機能はXML Sitemaps(Google XML Sitemaps)に任せてしまいましょう。

Google XML Sitemapsプラグインのインストール方法

XML Sitemaps(Google XML Sitemaps)はWordPressのプラグインなので簡単に設定することができます。

WordPressにXML Sitemaps(Google XML Sitemaps)を追加して設定する方法を解説します。

WordPressにGoogle XML Sitemapsプラグインを追加

WordPressダッシュボード(管理画面)のプラグインの新規追加を選択しますWordPressダッシュボード(管理画面)のプラグインの新規追加を選択します

↑WordPressのダッシュボード(管理画面)のプラグインの新規追加をクリックします。

プラグインを追加画面の検索ボックスに"Google XML Sitemaps"と入力して検索結果を表示させます。プラグインを追加画面の検索ボックスに”Google XML Sitemaps”と入力して検索結果を表示させます。
  1. 検索ボックスに”Google XML Sitemaps”と入力すると下の検索結果が表示されます
  2. XML Sitemapsの”今すぐインストール”ボタンをクリックします

検索ボックスに”Google XML Sitemaps”と入力しないとXML Sitemapsが検索結果に表示されません。
“XML Sitemaps”だけだと検索できないので注意してください。

XML Sitemapsの横に"インストール中"と表示されますXML Sitemapsの横に”インストール中”と表示されます
XML Sitemapsのインストールが完了すると"有効化"と表示されるのでクリックしますXML Sitemapsのインストールが完了すると”有効化”と表示されるのでクリックします

↑XML Sitemapsのインストールが完了すると有効化ボタンが表示されるのでクリックします。

これでXML Sitemaps(Google XML Sitemaps)のインストールと有効化が完了しました。
次は設定をしていきます。

Google XML Sitemapsの設定方法

ここからはインストールしたXML Sitemaps(Google XML Sitemaps)を設定する方法です。

XML Sitemapsの設定に入る方法

XML Sitemapsの設定に入る方法は2つあります。

  1. ”インストール済みプラグイン”一覧画面から設定する方法
  2. ダッシュボード(管理画面)の”設定”の中にある”XML-Sitemap”から入る方法

①インストール済みプラグインから設定する方法

インストール済みブラグイン画面に"XML Sitemaps"が表示されているので"設定"をクリックしますインストール済みブラグイン画面に”XML Sitemaps”が表示されているので”設定”をクリックします

↑インストール済みプラグイン内にある”XML Sitemaps”の設定をクリックします。

②設定の中にあるXML-Sitemap”から設定する方法

WordPressダッシュボード(管理画面)の設定の中にあるXML-Sitempを選択しますWordPressダッシュボード(管理画面)の設定の中にあるXML-Sitempを選択します

↑ダッシュボード(管理画面)の設定の中にあるXML-Sitempaをクリックします。

XML Sitemaps【基本的な設定】

XML Sitemaps設定の【基本的な設定】項目XML Sitemaps設定の【基本的な設定】項目

↑初期設定では「☑マークHTML形式でのサイトマップを含める」にチェックマークが入っていて有効になっているのでチェックマークを外してOFFにします。

”HTML形式でのサイトマップを含める”が有効になっているとGoogleサーチコンソールでエラーが発生する可能性があるので無効にします

【投稿の優先順位】

XML Sitemaps設定の【投稿の優先順位】項目XML Sitemaps設定の【投稿の優先順位】項目

↑初期設定の”コメント数”から”優先順位を自動的に計算しない”に変更します。

”優先順位を自動的に計算しない”に変更することで後程出てくる”優先順位の設定 (priority)”で手動で優先順位を割り振って設定できるようにします

XML Sitemapsの設定項目の中でこの【投稿の優先順位】が最も重要です。
なぜなら初期設定の“コメント数”になったままだと、この後で設定する【優先順位の設定 (priority)】で“投稿優先度の最小値”の0.2が有効化されてしまい、投稿(個別記事)の1.0が無効になってしまうからです。

※正確には投稿優先度の最小値を1.0にするとことで、“コメント数”や“平均コメント数“の自動設定であったとしても、投稿(個別記事)を1.0にしているのと同じ効果にすることは可能です。

【Sitemap コンテンツ】

XML Sitemaps設定の【Sitemap コンテンツ】項目XML Sitemaps設定の【Sitemap コンテンツ】項目

初期設定だと”カテゴリーページを含める”にチェックマークが入っていないので☑を入れます。

下記の4つにチェックマーク☑が付いている状態にします。

  • ☑ ホームページ
  • ☑ 投稿 (個別記事) を含める
  • ☑ 固定ページを含める
  • ☑ カテゴリーページを含める

上記設定をすることでアーカイブ、投稿者ページ、タグページのコンテンツとしての価値が低いページにWebクローラーが巡回させないようすることができます

【Excluded Items 含めないカテゴリー】

XML Sitemaps設定の【Excluded Items】項目XML Sitemaps設定の【Excluded Items】項目

検索エンジンに認識してほしくない(インデックスしてほしくない)カテゴリーを設定することができます。

とくに設定する必要がない場合は当項目はスルーでOKです。

初期設定の”未分類”はそれ自体を投稿のカテゴリーから削除することもできます

【Change Frequencies 更新頻度】

XML Sitemaps設定の【Change Frequencies】項目XML Sitemaps設定の【Change Frequencies】項目

各項目の更新頻度を設定して検索エンジンに通知します。

”ホームページ”と”投稿(個別記事)”の項目は必ず毎日に設定しましょう。
下記の設定がおすすめです。

  • ホームページ:初期設定 毎日 ⇒ 毎日
  • 投稿(個別記事):初期設定 毎月 ⇒ 毎日
  • 固定ページ:初期設定 毎週 ⇒ 毎週
  • カテゴリー別::初期設定 毎週 ⇒ 毎日 or 毎週
  • 今月のアーカイブ:初期設定 毎日 ⇒ 更新しない
  • 古いアーカイブ:初期設定 毎年 ⇒ 更新しない
  • タグページ:初期設定 毎週 ⇒ 更新しない or 毎週
  • 投稿者ページ:初期設定 毎週 ⇒ 更新しない or 毎週

コンテンツとしての価値が高いトップページ(ホームページ)や記事ページの優先度を高く設定するのがポイントです。ここで設定した設定値は絶対的な指定ではなく、あくまでもWebクローラーには参考情報として扱われることに注意してください

【優先順位の設定 (priority)】

XML Sitemaps設定の【優先順位の設定 (priority)】項目XML Sitemaps設定の【優先順位の設定 (priority)】項目

優先的に更新してほしい項目を検索エンジンに通知できます。

優先度は低い方から0.0~1.0までの値で設定します。
前出の【Change Frequencies 更新頻度】と同様に、トップページ(ホームページ)や個別記事の優先度を上げるのが重要です。

下記の設定がおすすめです。

  • ホームページ:初期設定1.0 ⇒ 0.8
  • 投稿(個別記事):初期設定0.6 ⇒ 1.0
  • 投稿優先度の最小値:初期設定0.2 ⇒ 0.8
  • 固定ページ:初期設定0.6 ⇒ 0.3
  • カテゴリー別:初期設定0.3 ⇒ 0.8
  • アーカイブ別:初期設定0.3 ⇒ 0
  • タグページ:初期設定0.3 ⇒ 0
  • 投稿者ページ:初期設定0.3 ⇒ 0

毎日更新するような個人ブログの場合だと“投稿(個別記事)”は最重要なので1.0に、更新頻度の低いページは0.1などの低い設定値にしておくことで、【Change Frequencies 更新頻度】と合わせてWebクローラーがブログ内を巡回するようにできます。

ただしあくまでもWebクローラーの参考情報になるだけなので初期設定のままでも問題ありません

設定を更新を押して設定を反映させる

XML Sitemaps設定の最下段にある設定を更新ボタンを押すXML Sitemaps設定の最下段にある設定を更新ボタンを押す

↑XML Sitemaps設定の最下段にある設定を更新ボタンをクリックして設定を反映させます。

XML Sitemaps設定の最下段にある設定を更新ボタンを押すと最上段に"設定を更新しました"と表示されるXML Sitemaps設定の最下段にある設定を更新ボタンを押すと最上段に”設定を更新しました”と表示される

↑設定を更新ボタンをクリックして設定を反映させると最上段に”設定を更新しました。追加ページの設定を保存しました”と表示されます。

最後に忘れずに最下位にある設定を更新ボタンを押してください。押さないと設定が反映されません

XML SitemapsファイルのURLを確認

XML Sitemaps設定画面の最上部に表示されている"あなたのサイトマップのインデックスファイルのURL"XML Sitemaps設定画面の最上部に表示されている”あなたのサイトマップのインデックスファイルのURL”

↑XML Sitemapsの設定画面の最上部に”あなたのサイトマップのインデックスファイルのURL:”が記載されているので確認することができます。

URLは下記のようになっています。

https://ドメイン名/sitemap.xml

このURLをGoogleサーチコンソールに登録することでWebクローラーのインデックスに反映されるのを早めることができます。

Google サーチコンソールにXMLサイトマップを送信する方法

作成したXMLサイトマップは、Googleサーチコンソールに登録することで最大限に効果が発揮されます。

必ずGoogleサーチコンソールでXMLサイトマップを送信しないといけないわけではありません。自動的に送信されます。

あくまでも急いで検索エンジンに通知したい場合にだけ、サーチコンソールからXMLサイトマップを送信する方法もあるよという紹介です。

とはいえ、サーチコンソールにXMLサイトマップを送信することによるデメリットはないので送信したほうが良いです。

XML Sitemapsファイルをサーチコンソールに送信する方法と手順

https://ドメイン名/sitemap.xmlをサーチコンソールに送信(登録)する手順を解説します。

  1. Googleサーチコンソールにログインしてサイトマップを選択
  2. 新しいサイトマップの追加でURLを入力して送信

①Googleサーチコンソールのサイトマップに入る

Googleサーチコンソールのサイトマップを選択Googleサーチコンソールのサイトマップを選択

↑Googleサーチコンソールにログインしてサイトマップをクリックします。

新しいサイトマップの追加でURLを入力して送信

Googleサーチコンソールのサイトマップの"新しいサイトマップの追加"画面Googleサーチコンソールのサイトマップの”新しいサイトマップの追加”画面
  1. https://ドメイン名/の後ろに sitemap.xml と入力します
  2. “送信”ボタンをクリックします
Googleサーチコンソールのサイトマップ送信後の画面Googleサーチコンソールのサイトマップ送信後の画面

↑サイトマップの送信が完了するのでOKボタンをクリックして閉じます。

Googleサーチコンソールのサイトマップ送信後のステータス画面Googleサーチコンソールのサイトマップ送信後のステータス画面

↑サイトマップの送信に成功し正しく登録されるとステータス項目に「送信しました」と表示されます。

以上でGoogleサーチコンソールでのXMLサイトマップの送信は完了です。

まとめ

XML Sitemaps(旧 Google XML Sitemaps)プラグインのインストールから設定方法までを解説しました。

XML SitemapsはWordpress上で設定するだけで、検索エンジンのWebクローラーにブログサイト内の重要なページを効率良く巡回してもらうために必要なXMLサイトマップファイル(sitemap.xml)の自動生成と更新をしてくれる便利なプラグインです。

  • Google XML SitemapsはXMLサイトマップを自動生成/更新してくれる
  • クロールの優先順位や更新頻度を細かく設定可能
  • XML SitemapsはWordPressの中でもとくに必須のプラグイン