ワードプレス(WordPress)ブログサイトのトップページや投稿ページの記事や画像のコピー防止するプラグインWP Content Copy Protection (Lite)を解説します。
- WP Content Copy Protection (Lite)のインストール方法と使い方がわかります
WP Content Copy Protection (Lite)で実現できること
WP Content Copy Protection (Lite)はブログサイトの記事や画像のコピーを防止してくれるプラグインです。
ブログの大事な写真や記事内容をコピーして他のブログサイトで利用される可能性がありますがWP Content Copy Protection (Lite)を導入するとマウスの右クリックや記事内の文字をコピーすることを禁止してくれます。
- マウス右クリックで表示されるメニューの表示を防止する
- 記事内の文字を選択できなくする
- キーボード操作の画面印刷も防止できる
- 特定のカテゴリーや投稿ページをコーピー禁止から除外できる
- 管理者ユーザーや登録ユーザーのコピー禁止を除外できる
WP Content Copy Protection (Lite)を有効化すると画面上で右クリックしてもメニューは一切表示されなくなります。それに加えて記事内の文字を選択することもできなくなります。
他の類似のコピー禁止プラグインと比べると、無料版でも管理者ユーザーや特定の投稿ページにたいしてはコピー禁止を除外できたりするので使用できる機能が多いです。
WP Content Copy Protection & No Right Click (WP 記事コピー保護 & 右クリック禁止)とWP Content Copy Protection (Lite)は名前が非常に似ていますが異なるプラグインです
WP Content Copy Protection (Lite)のインストール方法
WP Content Copy Protection (Lite)プラグインをWordPressにインストールする方法を解説します。
- WordPressのダッシュボード(管理者画面)の「プラグイン」をクリックします
- 「新規追加」をクリックします
- 検索ボックスに”WP Content Copy Protection (Lite)”と入力すると下に検索結果が表示されます
- ”WP Content Copy Protection (Lite)”の「今すぐインストール」ボタンをクリックします
↑WP Content Copy Protection (Lite)のインストールが完了すると有効化ボタンが表示されるのでクリックします。
これでWP Content Copy Protection (Lite)のインストールと有効化が完了しました。
WP Content Copy Protection (Lite)の使い方
WP Content Copy Protection (Lite)をインストールして有効化しただけで全ての右クリック操作は禁止され、コピー防止の状態になっています。
初期設定から設定を変更する必要はとくになく、初期設定の状態のままでも利用することが可能です
次に設定方法を解説します。
↑WP Content Copy Protection (Lite)の設定画面に入るにはWoredPressのダッシュボード(管理者画面)の「Copy Protection」をクリックします。
WP Content Copy Protection (Lite)の設定
WP Content Copy Protection (Lite)は設定変更は不要です。
初期設定の状態のままでも利用することが可能です。
設定を変更したほうが良い箇所は「For Admin Use」の管理者のコピー禁止を無効にする設定だけです。
設定画面
項目名 | 説明 | 初期設定 |
---|---|---|
Message | 右クリックした時のメッセージを指定できる | 未設定 |
On Pages(s) | 指定したページのコピー禁止を無効にできる | 未設定 |
On Post(s) | 指定した投稿ページのコピー禁止を無効にできる | 未設定 |
On Categories | 指定したカテゴリーのコピー禁止を無効にできる | 未設定 |
For Registered User | WordPressに登録されているユーザーをコピー禁止無効にする | 未設定 |
For Admin User | 管理者をコピー禁止無効にする | 未設定 |
On Paste | ペースト(貼り付け)を可能にするか否か | 未設定 |
各設定項目の詳細
- Message
⇒ マウスの右クリック時にテキストボックスに入力したメッセージを表示 - On Pages(s)
⇒ コピー禁止を除外したい固定ページを指定する。例えばプロフィールやサイトマップを日本語で入力するとそのページはコピー可能になる - On Post(s)
⇒ コピー禁止を除外したい投稿ページを指定する。例えば”WordPressの初期設定と解説”と日本語のタイトルをそのまま入力する - On Categories
⇒ コピー禁止を除外したいカテゴリーを指定する。既存のカテゴリーがプルダウンメニューで表示される - For Registered User
⇒ 管理者以外のログインしているユーザーのコピー禁止を除外します - For Admin User
⇒ 管理者ユーザーのコピー禁止を除外します - On Paste
⇒ ブログサイト内の検索ボックスに貼り付けできるようにします
※Ctrl+Vでは貼り付け不可ですが、Ctrl+Shift+Vで貼り付け可能になります
ブログサイトを1人で管理運営している場合はFor Admin Userを有効化してください。
複数人で管理運営している場合はFor Registered Userにもチェックマークを入れて有効化します。
設定を変更したら最終行にある変更を保存ボタンを押すること忘れないでください。
画面上に表示される警告メッセージを確認
WP Content Copy Protection (Lite)を有効化するとブログサイト上では一切右クリックはもちろん、画面内のテキストを選択することはできなくなります。
Messageのテキストボックスに「コピー禁止」と入力した状態で、実際に記事ページ上で右クリックしてみました。
↑このようにWebブラウザの上部にテキストボックスに入力した「コピー禁止」が表示され、OKボタンを押さないと操作が出来なくなります。
WP Content Copy Protection (Lite)の注意点
WP Content Copy Protection (Lite)はマウスの右クリックにたいしてはコピー防止効果がありますが、キーボード操作に関しては防げません。
キーボード操作の画面印刷は防げない
キーボード操作でCtrlキー+Pキーで印刷プレビュー画面の起動は防止されますが、Ctrlキー+Shiftキー+Pキーで起動する印刷画面は防止できません。なのでプリンターやPDF(電子データ)での印刷(コピー)は防げません。
ちなみにWP Content Copy Protection (Lite)と同じコピー禁止プラグインのWP Content Copy Protection & No Right Clickだったらこれらのキーボード操作で起動する印刷画面の表示は禁止できませんが、印刷内容が印刷禁止の「You are not allowed to print preview this page, Thank you」に置き換えられるのでコピーを防止できます。
ただし、WP Content Copy Protection & No Right Clickは管理者ユーザーのコピー禁止を除外できないというデメリットがあります。
まとめ
WP Content Copy Protection (Lite)を導入して有効化すると得られるメリットは記事内容と画像の盗用を防止できることです。
ですが完全に記事のコピーを防ぐことはできません。
右クリックからメニューを表示する以外にもブログサイトの画像や文字をコピーする方法は他にもあるからです。
例えば、WP Content Copy Protection (Lite)を導入してもキーボード操作からPDFなどに画面印刷することは防げません。
とはいえ、気軽にコピーすることは出来なくなります。
忘れていはいけないのはコピーを防止するデメリットはブログサイト利用者の利便性を損ねてしまう点です。
わからない用語などが記事内にあった場合は文字をコピーしてGoogleで検索できなくなってしまいます。
逆に検索で離脱されないのでSEO的な観点からみると離脱率が下がり、長くブログサイト内に留めておく効果は期待できます。
ですが、もっとも大事なのは長い目でみれば、リピートするユーザーを増やすことがアクセス数の増加につながるので特定のページだけコピー防止を除外したり、特定のカテゴリーにだけコピー防止を発動させることができるWP Content Copy Protection (Lite)は数多くあるコピー防止プラグインの中でもトップクラスの使い易さを誇っています。
手軽に簡単にコピー禁止をしたい場合はWP Content Copy Protection (Lite)で大丈夫ですが、コピー禁止を徹底したい場合は「WP Content Copy Protection」のほうがおすすめです。※名前が似ているので間違えやすいのですが、両者の開発元は異なります。
ただしコピー防止機能が強力な「WP Content Copy Protection」は無料版だと管理者ユーザーのコピー禁止を除外できないとうデメリットがあります。
WP Content Copy Protectionのインストールと設定方法の詳細な手順はこちらの記事です↓
WP Content Copy Protection 記事コピー防止と右クリック禁止プラグインの設定方法と使い方