WordPress設定

Secure Copy Content Protection 記事コピー防止と右クリック禁止プラグインの設定方法と使い方

ワードプレス(WordPress)ブログサイトのトップページや投稿ページの記事や画像のコピー防止するプラグインSecure Copy Content Protectionを解説します。

この記事を見ることで得られるメリット
  • Secure Copy Content Protectionのインストール方法と使い方がわかります

Secure Copy Content Protectionで実現できること

Secure Copy Content Protectionはブログサイトの記事や画像のコピーを防止してくれるプラグインです。

ブログの大事な写真や記事内容をコピーして他のブログサイトで利用される可能性がありますがSecure Copy Content Protectionを導入するとマウスの右クリックや記事内の文字をコピーすることを禁止してくれます。

  • 記事内の文字(テキスト)を選択できなくする
  • マウス右クリックで表示されるメニューの表示を防止する※現在は機能しません

Secure Copy Content Protectionを有効化する記事内の文字を選択することができなくなります。

最初からブログサイトの管理者はコピー禁止を除外されています。これは設定項目に存在しないため変更不可です。

管理者はコピー禁止を除外とは、WordPressに管理者でログインしているときは自分のブログサイトの記事はコピー禁止制限は適応されない機能です。

2022年4月現在、Secure Copy Content Protectionを導入してすべての機能を有効化してもテキストを選択できなくなる機能のみ有効化されるだけで、それ以外の右クリックを禁止する機能が有効にならない不具合があります。導入は見送ることをおすすめします。

公式サポートページを確認すると他にも多数の問題を抱えているようなので他のコピー禁止プラグインを導入したほうが無難です。

※他のプラグインとの競合や干渉、WordPressテーマとの相性問題の可能性もあるため、他の環境でも同様の不具合が起きるとは限りません。

Secure Copy Content Protectionのインストール方法

Secure Copy Content ProtectionプラグインをWordPressにインストールする方法を解説します。

WoredPressのダッシュボード(管理者画面)の新規プラグイン追加画面WoredPressのダッシュボード(管理者画面)の新規プラグイン追加画面
  1. WordPressのダッシュボード(管理者画面)の「プラグイン」をクリックします
  2. 「新規追加」をクリックします
  3. 検索ボックスに”Secure Copy Content Protection”と入力すると下に検索結果が表示されます
  4. ”Secure Copy Content Protection”の「今すぐインストール」ボタンをクリックします
"Secure Copy Content Protection"のインストール完了画面“Secure Copy Content Protection”のインストール完了画面

↑Secure Copy Content Protectionのインストールが完了すると有効化ボタンが表示されるのでクリックします。

"Secure Copy Content Protection"を有効化してもこの画面は表示されない“Secure Copy Content Protection”を有効化してもこの画面は表示されない

↑この画面は表示されずに、いきなり設定画面になります。

これでSecure Copy Content Protectionのインストールと有効化が完了しました。

Secure Copy Content Protectionの使い方

Secure Copy Content Protectionをインストールして有効化しただけで記事ページ内のテキストは選択できなくなっています。

初期設定から設定を変更する必要はとくにありません

次に設定方法を解説します。

WoredPressのダッシュボード(管理者画面)の「Copy Protection」内の「Copy Protection」をクリックWoredPressのダッシュボード(管理者画面)の「Copy Protection」内の「Copy Protection」をクリック

Secure Copy Content Protectionの設定画面に入るにはWoredPressのダッシュボード(管理者画面)の「Copy Protection」をクリックします。

Secure Copy Content Protectionの設定

Secure Copy Content Protectionは設定変更は不要です。
基本的には初期設定の状態のままでも利用可能です。

全般設定

"Secure Copy Content Protection"の全般設定画面“Secure Copy Content Protection”の全般設定画面

Secure Copy Content Protectionの全般設定
項目名説明初期設定
Enable copy protection in all post types(すべての投稿タイプでコピー防止を有効にする)すべてのブログサイトのページのコピー禁止を有効にする☑有効
Except this(これを除く)コーピー禁止を除外したい記事タイプを(投稿or固定orCTA)から選択可能未設定
Enable text selecting(テキスト選択を有効にする)記事内の文字を選択するのを許可未設定
Notification text(通知テキスト)記事をコピーしようとした時に表示させるメッセージを指定You cannot copy content of this page
Upload Audio(オーディオをアップロード)記事をコピーしようとした時に流す音楽を指定未設定
Exclude input and textarea(入力とテキストエリアを除外する)テキストエリアに入力するのを許可する未設定
Exclude certain CSS selector(特定のCSSセレクターを除外する)コピーを許可するCSSセレクターを入力します未設定

各設定項目の詳細

  • Enable copy protection in all post types
    ⇒ 全記事のコピー禁止を有効/無効にする設定。有効にする場合はチェックマークを入れる
  • Except this
    ⇒ コピー禁止を除外したい記事タイプをプルダウンメニュー内の投稿ページor固定ページorCTAから選択できる。既存の記事タイプによって選択肢は変化する
  • Enable text selecting
    ⇒ 記事内の文字を選択することを許可するか否かの設定。文字の選択するのを許可する場合はチェックマークを入れる
  • Notification text
    ⇒ コピーしようとした時に表示させるメッセージをテキストボックスに入力する。初期設定は「You cannot copy content of this page」翻訳:このページのコンテンツはコピーできません
  • Upload Audio
    ⇒ コピーしようとしたときに流す音楽をアップロードできる
  • Exclude input and textarea
    ⇒ ブログサイトの検索ボックスなどのテキストエリアに入力できるようにするか否か
  • Exclude certain CSS selector
    ⇒ コピー禁止を除外したいCSSセレクタをテキストボックスに入力する

設定を変更したら最終行にあるSave changesボタンを押してください。

全般設定で変更すべき箇所はありません

オプション設定

"Secure Copy Content Protection"のオプション設定画面“Secure Copy Content Protection”のオプション設定画面
Secure Copy Content Protectionのオプション設定
項目名意味初期設定
Disable right click右クリックを無効にする☑有効/メッセージ表示
Disable right click for images画像の右クリックを無効にする☑有効/メッセージ表示
Disable Developer Tools Hot-keys開発ツールのホットキーを無効にする☑有効/メッセージ表示
Disable Drag & Dropドラッグアンドドロップを無効にする☑有効/メッセージ表示
Disable F12F12を無効にする☑有効/メッセージ表示
Disable CTRL-C/CMD-CCTRL-C/CMD-Cを無効にする☑有効/メッセージ表示
Disable CTRL-V/CMD-VCTRL-V/CMD-Vを無効にする☑有効/メッセージ表示
Disable CTRL-S/CMD-SCTRL-S/CMD-Sを無効にする☑有効/メッセージ表示
Disable CTRL-A/CMD-ACTRL-A/CMD-Aを無効にする☑有効/メッセージ表示
Disable CTRL-X/CMD-XCTRL-X/CMD-Xを無効にする☑有効/メッセージ表示
Disable CTRL-U/CMD-UCTRL-U/CMD-Uを無効にする☑有効/メッセージ表示
Disable search hot-keys検索ホットキーを無効にする□無効
Disable CTRL-P/CMD-PCTRL-P/CMD-Pを無効にする□無効
Disable CTRL-H/CMD-HCTRL-H/CMD-Hを無効にする□無効
Disable CTRL-L/CMD-LCTRL-L/CMD-Lを無効にする□無効
Disable CTRL-KCTRL-Kを無効にする□無効
Disable CTRL-OCTRL-Oを無効にする□無効
Disable F6F6を無効にする□無効
Disable F3F3を無効にする□無効
Disable ALT-DALT-Dを無効にする□無効
Disable CTRL-ECTRL-Eを無効にする□無効
Disable Print ScreenPrintScreenを無効にする☑有効/メッセージ表示
Disable left click ( not recommended )左クリックを無効にします□無効
Disable scrolling over images (Mobile)画像のスクロールを無効にする(モバイル)□無効
Show message only onceメッセージを1回だけ表示する□無効
Protect content when Javascript is disabledJavascriptが無効になっているときにコンテンツを保護する□無効
Enable Copyright text著作権テキストを有効にする□無効
Enable pasting custom textカスタムテキストの貼り付けを有効にする□無効
Block content header textコンテンツヘッダーテキストをブロックするYou need to Enter right password
Subscribe to view header textヘッダーテキストを表示するためにサブスクライブするSubscribe
Block content button positionコンテンツボタンの位置をブロックするNext to the input(入力の横)
Subscribe to view buttonボタンの位置を表示するためにサブスクライブするNext to the input(入力の横)

2022年4月現在はこのオプション設定はすべて機能しません。
PC環境のGoogle Chrome、Microsoft Edge、Fire Foxで確認しましたがいずれのWebブラウザ上でも機能しませんでした

スタイル設定

"Secure Copy Content Protection"のスタイル設定画面“Secure Copy Content Protection”のスタイル設定画面
Secure Copy Content Protectionのスタイル設定
項目名意味初期設定
Tooltip positionツールチップの位置マウスの現在位置
Tooltip show time (ms)ツールチップの表示時間(ミリ秒)1000
Tooltip background colorツールチップの背景色白(#ffffff)
Tooltip background gradientツールチップの背景グラデーションオフ
Tooltip background imageツールチップの背景画像未設定
Tooltip background image positionツールチップの背景画像の位置センターセンター
Tooltip background image object-fitツールチップの背景画像オブジェクトフィットカバー
Tooltip text transformationツールチップのテキスト変換なし
Tooltip opacityツールチップの不透明度不透明度最大
Tooltip text colorツールチップのテキストの色赤(#ff0000)
Tooltip Font sizeツールチップのフォントサイズ12
Tooltip padding (px)ツールチップのパディング(px)5
Tooltip box shadowツールチップボックスの影rgba(0,0,0,0)
Tooltip border colorツールチップの境界線の色グレー(#b7b7b7)
Tooltip border widthツールチップの境界線の幅1
Tooltip border styleツールチップの境界線スタイル個体
Tooltip border radiusツールチップの境界半径3
Tooltip title text shadowツールチップのタイトルテキストの影未設定
Custom class for tooltip containerツールチップコンテナのカスタムクラス未設定
Custom CSSカスタムCSS未設定

ツールチップとはマウスカーソルの横に表示される小さなメッセージウィンドウのことです。

スタイル設定はすべてこのツールチップのデザインを変更する項目です。

2022年4月現在はこのスタイル設定は機能しません。
なぜならオプション設定自体が機能していないため、ツールチップも表示されないからです

コンテンツブロック設定

"Secure Copy Content Protection"コンテンツブロック設定画面“Secure Copy Content Protection”コンテンツブロック設定画面

ショートコードを記事内に埋め込むとパスワードを入力するか設定したユーザー以外は内容を見れなくさせる機能です。見れなくする機関も設定可能です。

以上が無料版の設定変更が可能な箇所です。
他の設定はすべて有料版でしか使えません。

Secure Copy Content Protectionの注意点

Secure Copy Content Protectionはマウスの右クリックにたいしてはコピー防止効果がありません。現状は記事内の文字を選択することができない機能しか有効化されません。

本来であれば設定変更で右クリックも禁止できるのですが、設定が機能しておらず、すべてのキーボード操作に関しては制限機能が有効化されないため利用者のコピー操作を防ぐことはできません。

そして不具合がなくても元々Secure Copy Content Protectionには次の機能は実装されていません。

  • 特定のカテゴリーや投稿ページをコーピー禁止から除外できない

※管理者ユーザーや登録ユーザーのコピー禁止の除外は初期設定から有効化されており、設定で変更する項目自体が存在しません。

特定のカテゴリーや記事の除外機能を実装して無料で使えるコピー禁止プラグイン「WP Content Copy Protection (Lite)」はこちらの記事に詳しく書きました↓
WP Content Copy Protection (Lite) 記事コピー防止と右クリック禁止プラグインの設定方法と使い方

2022年4月現在、Secure Copy Content Protectionを導入しても記事内の文字選択防止機能しか有効化されません。他のコピー禁止プラグインを導入することをおすすめします。

2022年4月にアップデート(更新)されているのにも関わらず、不具合が改善されていないため、今後も改善される見込みはなさそうです。

まとめ

Secure Copy Content Protectionを導入して有効化すると得られるのは記事内のテキストを選択することを防止する機能だけです。

本来は他にも沢山の機能があるのですが、不具合があるようで、他の機能はまったく有効になりません。

なので右クリック操作を禁止できないため画像を保存や印刷は禁止できません。

他にも数多くのコピー禁止プラグインがあるのに、わざわざSecure Copy Content Protectionにこだわって利用するメリットは皆無です。

もっとも使い易いコピー禁止プラグインはWP Content Copy Protection (Lite)です。
無料版でも管理者をコピー禁止から除外できるからです。

もし管理者でもコピー禁止になってもかまわない場合で、かつ厳重にコンテンツを保護したい場合はWP Content Copy Protectionが最もコピー禁止機能が充実しているのでおすすめです。