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WP Fastest Cache ページ表示速度高速化キャッシュプラグイン 設定方法と使い方 アイキャッチ

ワードプレス(WordPress)のブログサイトのページ表示速度を速くするプラグインWP Fastest Cacheを解説します。

この記事を見ることで得られるメリット
  • WP Fastest Cacheの使い方と設定方法がわかります

WP Fastest Cacheで実現できること

ブログサイトのページデータを、利用者側からの要求アクセスがある度にWebサーバから生成して出力していると表示速度が遅くなります。

そこでページの生成データをキャッシュ化し予め蓄えて置くことで、表示速度の高速化に貢献してくれるのWP Fastest Cacheプラグインです。

  • ページの表示速度が向上します

WP Fastest Cacheのインストール方法

WP Fastest CacheプラグインをWordPressにインストールする方法を解説します。

WoredPressのダッシュボード(管理者画面)の新規プラグイン追加画面WoredPressのダッシュボード(管理者画面)の新規プラグイン追加画面
  1. WordPressのダッシュボード(管理者画面)の「プラグイン」をクリックします
  2. 「新規追加」をクリックします
  3. 検索ボックスに”WP Fastest Cache”と入力すると下に検索結果が表示されます
  4. ”WP Fastest Cache”の「今すぐインストール」ボタンをクリックします
"WP Fastest Cache"のインストール完了画面“WP Fastest Cache”のインストール完了画面

↑WP Fastest Cacheのインストールが完了すると有効化ボタンが表示されるのでクリックします。

"WP Fastest Cache"を有効化すると表示される画面“WP Fastest Cache”を有効化すると表示される画面

これでWP Fastest Cacheのインストールと有効化が完了しました。

WP Fastest Cacheの使い方

WP Fastest Cacheをインストールして有効化しただけではすべての設定は完了しておらず、機能自体が無効になっているので設定変更は必須になります。

ここからは設定方法を解説します。

WoredPressのダッシュボード(管理者画面)の「WP Fastest Cache」をクリックWoredPressのダッシュボード(管理者画面)の「WP Fastest Cache」をクリック

↑WP Fastest Cacheの設定画面に入るにはWoredPressのダッシュボード(管理者画面)の「WP Fastest Cache」をクリックします。

WP Fastest Cache 設定

WP Fastest Cacheの設定画面には7つ設定項目のタブがありますが実際に使うのは下記の2つです。

  1. 設定
  2. キャッシュを削除する

①設定

WP Fastest Cacheの設定画面WP Fastest Cacheの設定画面

↑次の項目を選択し有効化します。
最後に変更を保存ボタンを押します。

システム キャッシュ

  • 有効化

先読み

先読み設定時に表示される画面先読み設定時に表示される画面

 ホームページ(トップページ)、 投稿、 固定ページ、 完了後に再起動にチェックマークを入れてOKボタンをクリックします。

ログインしたユーザー

モバイル
新規投稿
新規投稿設定時に表示される画面新規投稿設定時に表示される画面

↑すべてのキャッシュを消去にチェックマークを入れてOKボタンをクリックします。こうすることで記事を新規投稿した時に、全てのキャッシュを消去しリフレッシュします。

投稿更新
投稿更新設定時に表示される画面投稿更新設定時に表示される画面

↑すべてのキャッシュを消去すると投稿記事をリライトなどで更新する度に全てのキャッシュが削除されてしますので、下のほうにチェックマークを入れてOKボタンをクリックします。

Gzip 圧縮
ブラウザ キャッシュ
HTMLやCSS、JSを縮小する設定は有効化しないで、コード最適化プラグインの「Autoptimize」をりようすることをおすすめします。
最後に必ず変更を保存ボタンを押して設定を保存します。

➁キャッシュを削除する

WP Fastest Cacheのキャッシュを削除する画面WP Fastest Cacheのキャッシュを削除する画面

↑投稿記事を更新しても反映されないなどの不具合が発生した場合は、キャッシュを削除する画面内のすべてのキャッシュを消去ボタンをクリックしてキャッシュを削除することで不具合が改善します。

WP Fastest Cacheの効果

WP Fastest Cacheを導入する前と後でどの程度表示速度が向上したのか、表示速度検証サイト「PageSpeed Insights」を利用して効果を測定してみました。

結果は導入前と比較すると導入後のほうがモバイルのパフォーマンススコアが約1.7ポイント低下しました。

スマホ環境

WP Fastest Cacheを導入する前と後で「PageSpeed Insights」で各50回計測した結果は下記の通りです。

  • 導入前:平均値:82.91、最小値:62、最大値:89
  • 導入後:平均値:81.24、最小値:45、最大値:89

使用しているレンタルサーバーやWordPressテーマ、プラグインなどの環境の違いによって結果は異なります。

まとめ

WP Fastest Cacheはキャッシュの設定が簡単にできるので、導入の敷居が低いことが特長のプラグインです。しかも無料でもキャッシュの機能に制限は無いため問題なく利用できます。

ところが、導入しても表示速度が向上するどころか逆に、速度が低下しました。

当記事のようにWP Fastest Cacheを導入しても表示速度が低下する場合は、プラグイン自体を削除することをおすすめします。なぜならキャッシュ機能を使っていると記事を更新しても反映されなくなるなど、ただでさえデメリットがあるのに、速度が低下するとなると利用する意味がないからです。

もし記事の更新が反映されないだけの場合はキャッシュを手動で削除すれば不具合は解消するのですが手間が掛かるのは間違いありません。

とはいえ、使用しているテーマやプラグインとの相性もあるので一概に必ず速度低下するわけではありません。
そして、レンタルサーバなどのハードウェアの環境も影響してくるため、WP Fastest Cacheを導入することで表示速度の向上する環境もあると思います。

世界的にも人気のあるプラグインで更新頻度も高いのでセキュリティの安全面も問題ありません。

WP Fastest Cacheはキャッシュ機能とHTMLやCSS、JavaScriptのコードを圧縮する機能の2つが1つのプラグインの中に入っています。

なのでもし、他の機能が競合するプラグインを使っている、性能が阻害されたり不具合が発生する原因になるので注意が必要です。

スマホ環境の表示速度改善はページ表示速度向上キャッシュプラグイン「WP Super Cache」の方が効果がありました。
設定方法等はこちらの記事を参考にしてください↓
WP Super Cache ページ表示速度高速化キャッシュプラグイン 設定方法と使い方