ワードプレス(WordPress)の記事のリビジョンをコントールするプラグイン Revision Controlの設定方法と使い方を詳しく解説します。
- Revision Controlの設定方法と使い方がわかります
Revision Controlで実現できること
Revision Controlを使うと投稿ページや固定ページのリビジョンの数を制限することができるので、WordPressの各種データを保存しているデータベース容量の肥大化を防ぐことができるのでデータの送受信速度の低下を防止することができます。
つまりブログ/サイトの表示速度などのレスポンスの向上に役立ちます。
くわえてレンタルサーバーのディスク容量を節約できます。
Revision Controlの残念な点
Revision Controlは2022年4月現在、4年以上もバージョンアップ(更新)されていないためセキュリティの脆弱性があります。なのでもし安全性が気になるなら同じリビジョン制限プラグインの「WP Revision Control」をおすすめします。
リビジョンの仕組みと問題点
WordPressのリビジョン機能とは投稿ページ(記事)や固定ページの修正履歴のことです。
固定ページや投稿を修正すると修正履歴としてリビジョンが自動的に保存される仕組みになっています。
前述しましたがリビジョン機能の問題点はプラグインを導入しないと保持数の上限が設定できないためデータベースが肥大化してパフォーマンス低下の原因になる点です。
リビジョンの仕組みや問題点に関する詳細はこちらの記事を参照してください↓
WordPressのリビジョンとは?記事の修正履歴 仕組みと問題点
Revision Controlのインストール方法
Revision ControlプラグインをWordpressにインストールする手順を解説します。

↑WordPressのダッシュボード(管理者画面)のプラグインの新規追加をクリックします。

- 検索ボックスに”Revision Controlと入力すると下に検索結果が表示されます
- ”Revision Control”の今すぐインストール”ボタンをクリックします


↑Revision Controlのインストールが完了すると有効化ボタンが表示されるのでクリックします。

これでRevision Controlのインストールと有効化が完了しました。
次は設定をしていきます。
Revision Controlの使い方と設定方法
Revision Controlをインストールして有効化しただけではリビジョンの制限は機能していません。なので必ず設定画面からリビジョンデータを保持する数を指定する必要があります。
Revision Controlの設定を変更してリビジョンの上限数を設ける方法を解説します。

↑WordPressのダッシュボード(管理者画面)の”設定”の中の”リビジョン”をクリックします。
リビジョンコントロール設定

↑この画面で各記事(ページ)のリビジョン(修正履歴)の保存上限数を設定できます。
リビジョンの保存数を指定できる記事項目の種類は使用しているテーマや実際に作成済みの記事によって違ってきます。
「投稿」と「固定ページ」は環境に関わらず必ず設定することができます。
リビジョン最大保存数を指定するプルダウンメニュー
設定はプルダウンメニューの中に表示されている選択肢の値の中から1つ選びます。

↑このようにプルダウンメニューに表示された値から1つ選択する方式です。
おすすめのリビジョン保存数は「5」です。
実際にリビジョンから記事を復元する機会は殆どないので保存数は少なくても大丈夫です。
プルダウンメニューの数値はリビジョン範囲で追加できる
リビジョン最大数の選択肢はリビジョン範囲の設定で変更や追加することができます。

↑このボックス内に入力された値がリビジョン数制限のプルダウンメニュー内の選択肢に反映されます。※初期設定のままで大丈夫です。
リビジョン数制限プラグイン導入前のリビジョン数は削減されない
残念ながら注意点としてRevision Controlをインストールして有効化しても、以前のリビジョン(修正履歴)は消えません。
例えばある記事のリビジョン数が30だったら、リビジョン数制限プラグインを有効化して制限数を5に設定しても、過去のリビジョンは削除されません。リビジョンは30のままです。
なのでブログ/サイト初期の頃からリビジョン数制限プラグインを導入したほうが良いです。
リビジョンを削除するプラグイン
前述したようにリビジョン制限プラグインを有効にしても既存のリビジョンデータは削除されません。
過去のリビジョンデータを消したい場合はリビジョン削除プラグインの「WP-Optimize」を導入して削除する方法が安心安全なのでおすすめです。
「WP-Optimize」の使い方と設定方法はこちらの記事を参照してください↓
WP-Optimize 記事のリビジョン削除プラグインの使い方と設定方法
まとめ
リビジョン数制限プラグインRevision Controlは設定が簡単なので気楽に導入することができます。
ただ、アップデートが長期間実施されていないのでセキュリティの面では安心できません。その場合は同じリビジョン数制限プラグインの「WP Revision Control」を導入することをおすすめします。
リビジョン数制限プラグインの「WP Revision Control」の使い方と設定方法はこちらの記事を参照してください↓
WP Revisions Control 記事のリビジョン数制限プラグインの使い方と設定方法