ワードプレス(WordPress)の初期設定を詳しく解説します。
- WordPressの必須の設定箇所がわかります
- WordPressの設定項目の意味がわかります
WordPressの初期設定の変更手順
WordPressをインストールした直後に必要な設定は下記の3か所です。
一般設定の変更箇所
- WordPressアドレス(URL) → http を https に変更
- サイトアドレス(URL) → http を https に変更
パーマリンク設定:共通設定
- 日付と投稿名 → 投稿名に変更(カスタム構造でもOK)
必須の設定は上記の3か所です。
必要に応じて変更を検討する箇所
必要に応じて変更を検討する箇所は”一般設定”の中にある次の2つです。
- サイトのタイトル:検索結果に表示されるので非常に大事。要はブログやWebサイトのタイトル名です
- キャッチフレーズ:ブログ名で検索した場合、ブログ名の隣りに表示されます。ブログの内容や目的を短く表現した文章で、利用者に判り易く説明するために使います
サイトのタイトルは出来るだけ短くて覚えてもらいやすい名前にした方が良いです。SEO的にも重要な個所なので途中で変更すると影響が大きいです。
キャッチフレーズはテーマによっては空白にした方が良い場合もあるのですが、jinの場合は入力しても大丈夫です。
詳しくは利用しているWordPressテーマの説明を確認してください。
サイトのタイトルとキャッチフレーズの確認方法
WebブラウザChromeのアドレスバーに site: と入力した後に自分のブログ(サイト)のURLを入力すると検索結果が表示されます。
site:https://yublog.jp/
自分のブログやWebサイトが表示されていない場合はGoogleに登録されていません。
ブログを初めて間もない時は登録されませんが、時間が経てば自ずと登録されます。
WordpressプラグインのXML SitemapやGoogleアナリティクスを導入するとGoogleの登録が多少早くなります。
WordPressのおすすめプラグインはこの記事を参考にしてください↓
Googleアナリティクスの導入方法はこちらの記事を参考にしてください↓
一般設定の変更箇所
WordPressのダッシュボード(管理画面)左側にある”設定”の”一般”をクリックします。
一般設定の変更箇所
- WordPressアドレス(URL) → http を https に変更
- サイトアドレス(URL) → http を https に変更
必要に応じて変更する一般設定の変更箇所
- サイトのタイトル
- キャッチフレーズ
最後に一番下にある変更を保存ボタンを押します。
パーマリンク設定の変更箇所
WordPressのダッシュボード(管理画面)左側にある”設定”の”投稿設定”をクリックします。
パーマリンク設定:共通設定の変更箇所
- 日付と投稿名 から 投稿名に変更
最後に一番下にある変更を保存ボタンを押します。
以上で、必須の設定箇所の変更は完了です。
WordPressの設定の全項目
WordPressの設定の全項目について解説します。
設定は下記の6箇所
- 一般(設定):一般的な設定
- 投稿設定:記事に関する設定
- 表示設定:サイトのトップページに関する設定
- ディスカッション設定:コメントに関する設定
- メディア設定:画像サイズに関する設定
- パーマリンク設定:記事のURLに関する設定
それぞれの設定を解説します。
一般(設定)
ダッシュボード(管理画面)から”設定”→”一般”をクリックします。
項目名 | 説明 |
---|---|
サイトのタイトル | ブログタイトルを設定します。ブログ(Webサイト)のトップ画面に表示されます。 ブログ(Webサイト)名で検索した結果にも表示されます。 |
キャッチフレーズ | ブログの簡単な説明を記載します。空白でもOK。ブログ(Webサイト)名で検索した結果にも表示されます |
WordPressアドレス(URL) | WordPressのインストールディレクトリ。 先頭のhttpをhttpsに変更します |
サイトアドレス(URL) | サイトのトップ画面のURLです。 先頭のhttpをhttpsに変更します |
メールアドレス | WordPressの管理機能から届くメールの宛先。指定したアドレス宛にブラグインの更新の通知等が届きます |
メンバーシップ | WordPressを複数人で利用できるように個別のIDとパスワードを発行する権限を誰にでも与える設定。チェックマークが付いていない状態を推奨します |
新規ユーザーのデフォルト権限グループ | 新規ユーザーの権限を選択できますが、ユーザ追加時にも選択できるので変更は不要です |
タイムゾーン | タイムゾーンの設定です。最初から日本の設定に最適化されているので変更は不要です |
日付のフォーマット | 日付の表示形式です。変更は不要です |
時刻フォーマット | 時刻の表示形式です。変更は不要です |
週の始まり | 一週間の始まりの曜日です。変更は不要です |
投稿設定
ダッシュボード(管理画面)から”設定”→”投稿設定”をクリックします。
項目名 | 説明 |
---|---|
投稿用カテゴリーの初期設定 | 記事のカテゴリーを指定し忘れた時に設定されるカテゴリーです。カテゴリーを作成していない場合は”未分類”になります |
デフォルトの投稿フォーマット | 記事の初期デザインを通常の記事レイアウトとは違うものに変更できます。標準、アサイド、チャット、ギャラリー、リンク、画像、引用、ステータス、動画、音声から選択できますが使用しているテーマ側が対応していないと使えません。標準を推奨 |
メールサーバー | PCがなくてもスマホ等のメールから記事を投稿できる機能ですがプラグインを使ったほうが便利です。Gmailの場合は「ssl://pop.gmail.com」を入力し、ポートには「995」を入力します |
ログイン名 | 利用するWebメールのログイン名(アカウント)を入力します。Gmailの場合はメールアドレスになります |
パスワード | 利用するWebメールのログイン名(アカウント)に紐づいたパスワードを入力します |
メール投稿用カテゴリーの初期設定 | メールから記事を投稿した時、記事のカテゴリーを指定し忘れた際に設定されるカテゴリーです |
更新情報サービス | ブログ(サイト)が更新されたことを外部サービスに自動で通知するための機能です。この機能はほぼ使われていないので設定は不要です。既存で入っている設定(URL)は残しておいても大丈夫です |
表示設定
ダッシュボード(管理画面)から”設定”→”表示設定”をクリックします。
項目名 | 説明 |
---|---|
ホームページの表示 | ブログ(サイト)のトップページを最新の記事から固定ページに変更することが出来ます。固定ページにする場合は固定記事を選択します。具体的な変更方法を後述しています |
1ページに表示する最大投稿数 | 初期設定ではトップページのブログ記事が10個表示になっています。設定値以上の記事は次のページに表示されます |
RSS/Atom フィードで表示する最新の投稿数 | ブログ(サイト)にアクセスしなくても更新内容を見ることが出来る、RSSリーダーと呼ばれるサービスを利用している利用者向けの投稿数を設定できます |
フィードの各投稿に含める内容 | 初期設定の”全文を表示”だとブログへのアクセス数が伸びないため、”抜粋”に変更することをおすすめします |
検索エンジンでの表示 | ここにチェックが入っていると検索エンジンがブログ(サイト)をインデックス巡回しなくなってしまい、公開されなくなるので必ずチェックマークが付いていないことを確認してください |
ホームページの表示
ホームページの表示の設定でブログ風にしたければ最新の投稿、一般的なホームページ風にする場合は固定ページに変更します。
当ブログはトップページは最新記事の一覧が表示されていますが、固定ページを使用することで毎回同じトップページを表示させることが可能です。
勿論途中から変更することも可能です。
1ページに表示する最大投稿数
ブログサイトなどではトップページに表示される記事の投稿数が多いと表示に時間が掛かり、SEO的にもよくないので10よりも大きい値にするのはおすすめしません。
RSS/Atom フィードで表示する最新の投稿数
初期値の10項目で大丈夫です。
フィードの各投稿に含める内容
表示設定の中で最も重要なのは、”フィードの各投稿に含める内容”の全文を表示か、抜粋の設定です。
全文表示にするとRSSリーダーで記事を読む利用者に全ての情報を見てもらうことができるので、わざわざブログ(サイト)を訪れなくても、全ての内容を見ることができます。
もういっぽうの抜粋にすると、RSSリーダーの利用者には途中までしか記事の内容が表示されないので、興味のある利用者はリンクでブログ(サイト)に訪れてもらい、記事の内容を見てもらうことになります。
フィードの各投稿に含める内容設定で全文を表示するメリット
- 利用者はわざわざブログにアクセスしなくても内容を確認することが出来る
フィードの各投稿に含める内容設定で全文を表示するデメリット
- RSSリーダーだけで記事を読めてしまうので、ブログ(サイト)にアクセスする頻度が減り、クリック数も減るのでGoogleアドセンス等の広告の収入が減る
- RSS情報を自動で取得してアップロードするWebサービスに転載されてしまう可能性がある
個人ブログであれば”抜粋”の設定をおすすめします。
検索エンジンでの表示
GoogleやMicrosoft Edgeなどの検索エンジンは”クローラー”と呼ばれるプログラムにWebを巡回させてサイトの情報を収集し、データベースに取り込んで検索したユーザーに検索結果を返します。
この検索エンジンのデーターベースに登録されることをインデックスと言います。
もし「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックマークを付けてオンにしてしまうと、何年経っても記事がインデックスされないので誰の目にも入らないという最悪の事態になってしまいます。
なのでここはどんな理由があとうろもチェックしないことをおススメします。
なぜならこの設定をオフにしても直ぐに検索エンジンのクローラーが巡回してインデックスされるとは限らないからです。それだったら最初から一貫してこの設定自体は使わないほうが良いというわけです。
サイトをインデックスしないように設定してしまうと検索経由からのアクセスはなくなりますがSNSなどで直接URLを指定してのアクセスは発生します。
ホームページの表示を固定ページに変更する手順
①:先にトップ画面にしたい固定ページを作成しておきます。※元々の最新記事一覧画面の固定ページに割り当てることができます
⇓
②:”外観” → “メニュー”の「編集するメニューを選択:」から”メインメニュー”を選択し、”メニュー構造”を表示します
⇓
③: ①で作成した固定ページを”メニュー項目を追加”の下の固定ページからメニューに追加をクリックして右隣のメニュー構造の中に入れてメニューを保存ボタンをクリックします
⇓
④ダッシュボードの設定 → 表示設定を選択し、ホームページの表示を固定ページに変更し、ホームページの部分のプルダウンメニューから①で作成した固定ページを指定し変更を保存ボタンをクリックします
以上でブログ(サイト)のトップページに固定ページが表示されます。
元々の最新記事一覧画面を固定ページに割り当てる手順
元々のトップページに表示されていた最新記事も任意の固定ページに割り当てる必要があります。
ダッシュボードの設定 → 表示設定を選択し、”ホームページの表示”の固定ページの下にある”投稿ページ”のプルダウンメニューから、作成した最新記事一覧の固定ページを選択し変更を保存ボタンをクリックします
トップページに割り当てた固定ページは固定ページの画面内で「フロントページ」と表示され、投稿一覧の固定ページは「投稿ページ」と表示されます。
ディスカッション
ダッシュボード(管理画面)から”設定”→”ディスカッション”をクリックします。
項目名 | 説明 |
---|---|
デフォルトの投稿設定 | ブログ記事に対するコメント投稿があった際に通知されます。「投稿中からリンクしたすべてのブログへの通知を試みる」をオンにしていると内部(システム)コメントも届き煩雑なのでオフにします。 |
他のコメント設定 | 初期設定のままで大丈夫です |
自分宛のメール通知 | 初期設定のままで大丈夫です。「コメントが投稿されたとき」と |
コメント表示条件 | 初期設定のままで大丈夫です |
コメントモデレーション | 初期設定のままで大丈夫です |
コメント内で許可されないキーワード | 初期設定のままで大丈夫です |
アバターの表示 | コメント欄の名前の横に図柄を表示するか否かを選択できます |
評価による制限 | 初期設定のままで大丈夫です |
デフォルトアバター | 任意の図柄のアバターに変更できます |
デフォルトの投稿設定
「投稿中からリンクしたすべてのブログへの通知を試みる」にチェックをいれると、記事で記述した外部リンク先に対してリンクを貼り付けたことを通知することができます。
「新しい投稿に対し他のブログからの通知 (ピンバック・トラックバック) を受け付ける」これにチェックが入ってオンになっていると、誰かのブログやWebサイト内で自分のブログの外部リンクを貼られたときに通知を受け取ることができます。
ただし相手側の設定も”通知する”になっていた場合に限ります。つまり双方で通知する、受け取るの設定がオンになっていないと通知されることはありません。
「新しい投稿へのコメントを許可」にチェックを入れオンにしていると記事の下にコメント欄が表示されます。チェックを外してオフにすると記事の下のコメント欄も表示されなくなります。
個別の記事からも「コメントを許可」の設定を変更することができます。
個別記事の設定のほうが優先されます。
他のコメント設定
「コメントの投稿者の名前とメールアドレスの入力を必須にする」にチェックを入れオンにしているとコメントを投稿するときに投稿者の名前とメールアドレスの2つの入力を必須にすることができます。
メールアドレスの入力に抵抗がある閲覧者も多いのでこの設定をオンにしているとコメント数は激減します。
「ユーザー登録してログインしたユーザーのみコメントをつけられるようにする」にチェックを入れオンにしているとWordPressの管理者画面で登録しているユーザー以外はコメントすることができなくなるので、この設定はオフ(初期設定)にしておいてください。
「〇〇日以上前の投稿のコメントフォームを自動的に閉じる」にチェックを入れオンにしていると記事の投稿日から○○以上日数が経過した場合はコメントできなくなります。この設定はオフ(初期設定)にすることをおすすめします。
「コメント投稿者が Cookie を保存できるようにする、Cookie オプトイン用チェックボックスを表示します」にチェックを入れオンにしているとコメント投稿時に「次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する」と表示されます。
初期設定のままのオンで大丈夫です。コメントを沢山もらいたい場合は設定をオフにして表示を消した方が良いでしょう。
「コメントを〇〇階層までのスレッド (入れ子) 形式にする」にチェックを入れオンにしていると指定の階層までしか返信が表示されなくなります。つまり2階層と指定している場合は同じ返信に対する返信は2回までしか出来ないということです。初期設定の5階層で大丈夫ですが増やしても良いでしょう。返信を出来なくする場合はこの設定のチェックマークを外してオフにします。その場合、返信という入れ子(階層)がなくなるだけで、コメント自体は表示されます。
「1ページあたり〇〇件のコメントを含む複数ページに分割し、[最後or最初]のページをデフォルトで表示する」にチェックを入れオンにしているとコメント数が非常に多い場合、例えば記事に200件のコメントがあって50件を指定している場合だと、50件のコメントを1ページ内に表示します。
なので計4ページにコメントが分割されることになります。
つまり1ページに200件のコメントだと長くて表示しにくいので、50件づつの表示に分割表示することができるわけです。
[最後or最初]の設定は、5ページ目が最後、1ページ目が最初という意味に置き換えることができます。なので最初のページのコメント表示を5ページ目(最後)から表示するのか1ページ目(最初)から表示するのかを変えることができます。
「[古いor新しい]コメントを各ページのトップに表示する」にチェックを入れオンにしていると指定された順番で並び替えて表示されます。つまりコメントの日付が古い順、または新しい順に表示する機能です。
自分宛のメール通知
「コメントが投稿されたとき」にチェックを入れオンにしていると、コメント投稿されたときに登録しているメールアドレス宛にメールが届きます。
「コメントがモデレーションのために保留されたとき」にチェックを入れオンにしていると、コメント投稿されて承認待ちになったときに登録しているメールアドレス宛にメールが届きます。
コメント表示条件
「コメントの手動承認を必須にする」にチェックを入れオンにしていると、コメント投稿されると承認待ちの状態になり、コメントを手動で承認するまでコメントが記事に表示されません。
「すでに承認されたコメントの投稿者のコメントを許可し、それ以外のコメントを承認待ちにする」にチェックを入れオンにしていると、過去に承認している投稿者のコメントは承認せずとも記事に表示されます。それ以外の過去に承認したことのない投稿者からのコメントは承認待ちの状態になります。
コメントモデレーション
「○○個以上のリンクを含んでいる場合は承認待ちにする (コメントスパムに共通する特徴のひとつとして、多数のハイパーリンクがあります)。」の○○の部分に数を指定します。この数字以上のリンクを含んでいるコメントはスパム(迷惑行為)と判定され承認待ちの状態になります。
下の大きな入力ボックスに、いわゆるNGワードを指定することができます。
例えばボックス内にWordPressと入力すると、コメントにWordPressと記載のあるコメントは承認待ちの状態にすることができます。
コメント内で許可されないキーワード
大きな空白の入力ボックス内にNGワードを指定すると、そのNGワードが含まれたコメントを自動的にゴミ箱に入れることができます。
複数のNGワードを指定する場合は単語を改行で区切ります。
アバター
アバターはコメント欄の名前の横に表示される画像です。
アバターの表示
「アバターの表示」にチェックを入れオンにしていると、投稿コメントの名前の横にアバターのイラストを表示することができます。
「評価による制限」
「評価による制限」にチェックを入れオンにしているとアバターに不適切な画像が設定されている場合、ランクによってその画像の表示を制限することができます。
- G — あらゆる読者に適切
- PG — 不快感を与えるおそれあり、たいてい13歳以上向け
- R — 17歳以上の成人向け
- X — R よりもさらに成人向け
例えば、Rに設定すると、GとPGとR評価のアバター画像だけを表示し、X評価のアバター画像は非表示になります。
デフォルトアバター
デフォルトアバターの設定はアバター(アイコン)が設定されていないユーザー用にアバター(アイコン)画像を設定することができます。
一般的な画像かメールアドレスを元に生成された画像かを選択して表示することができます。
- ミステリーパーソン
- 空白
- Gravatar ロゴ
- Identicon (自動生成)
- Wavatar (自動生成)
- MonsterID (自動生成)
- Retro (自動生成)
初期設定のミステリーパーソンで大丈夫です。
モデレートしてくださいのメールを停止する方法
デフォルトの投稿設定の「投稿中からリンクしたすべてのブログへの通知を試みる」のチェックマークを外してオフにします。
この設定では以後の投稿記事に対してのみ反映されます。以前の記事に対する公開済みのコメントには反映されません。
既に届いているコメントは個別に承認するなり削除する必要があります。
メディア
ダッシュボード(管理画面)から”設定”→”メディア”をクリックします。
WordPressのブログ記事に画像を挿入するときに選択できる画像サイズは下記の4種類です。
主に個人ブログで想定される各サイズとサイズ毎の用途を記載します。()内は初期設定のサイズです。
- サムネイル(150×150):画像ギャラリー用。つまりブログの管理者用(作成側)向けの画像サイズなので用途はほとんどありません
- 中サイズ(300×300):記事内の画像として最も頻繁に使います
- 大サイズ(1024×1024):記事内に画像を大きく表示させたい場合に結構使います
- フルサイズ(初期設定なし):プラグインを使って画像をタップして拡大したときに利用
WordPressにアップロードした画像は3つのサイズが自動で作成される
なんとWordPressはフルサイズ(オリジナル)以外の3種類の画像ファイルを自動で作っているのです。
例えば4000×3000ピクセルサイズの画像をWordPressのメディアにアップロードすると自動的に上記のサムネイル、中、大の3サイズの画像ファイルが作成されます。
もちろんオリジナルの(4000×3000ピクセル)の画像ファイルはフルサイズとして保存されます。
これらの4種類のサイズの画像は記事作成時の画像を挿入するときに選択することができるようになります。
じつはこの画像サイズはWordPressの最も難解でわかりにく項目です。
なので時間がない場合は読み飛ばしてください。初期設定のままでも大丈夫です。
画像サイズで何が問題になるかというと、画像ファイルのサイズ(容量)です。
この問題の解決方法は色々あるので別の記事で解説予定です。
以上のようにWordPressでは大きな画像をアップロードしたときに、サムネイル、中サイズや大サイズの画像も自動的に作成することができます。
その自動で作成される画像ファイルのサイズをどのくらいの大きさにしたいかという指定を下記の設定項目で行うことができます。
サムネイルのサイズ
サムネイルのサイズの幅と高さに数値を入力することで任意のサイズに変更することができます。単位はpx(ピクセル)です。
「サムネイルを実寸法にトリミングする」にチェックが入っていると、元々の画像の比率に関係なく決められたサイズにトリミングされます。
サムネイルとはYouTubeの動画一覧画面の静止画やPCのフォルダ上に表示されるような小さなサイズの画像のことです。
中サイズ
中サイズの幅の上限と高さの上限に数値を入力することで任意のサイズに変更することができます。単位はpx(ピクセル)です。
上限と記載されているように、上限に満たない画像ファイルはそのままのサイズになります。
大サイズ
大サイズの幅の上限と高さの上限に数値を入力することで任意のサイズに変更することができます。単位はpx(ピクセル)です。
ファイルアップロード
「アップロードしたファイルを年月ベースのフォルダーに整理」にチェックが入っているときと入っていないときでは画像をアップロードしたときの保存先ディレクトリが異なります。
- チェックなし:…../wp-content/uploads/
- チェックあり:…../wp-content/uploads/YYYY/MM/
YYYYには西暦(2022)、MMには01~12(1月~12月)の値が入ります。
チェックありにして年月ごとにフォルダ(ディレクトリ)が別れていたほうが整理はしやすいのでおススメです。逆にチェックなしにすると一つのフォルダに沢山の画像ファイルがごちゃ混ぜになるので整理するとき大変です。
画像サイズは初期設定の値で大丈夫ですが、もし画像サイズを変更したくない場合は各サイズの幅と高さの値を0に変更すれば自動生成はされなくなりますがおススメ出来ません。なぜならオリジナルサイズの容量が大きいとサイト表示速度が低下してSEO評価が下がるからです。
パーマリンク
ダッシュボード(管理画面)から”設定”→”パーマリンク設定”をクリックします。
ここでは記事ごとのパーマリンクの設定を変更することができます。
共通設定
今回の記事の中でこのパーマリンク設定はSEO的に最も重要です。
必ず初期設定の基本から投稿名またはカスタム構造に変更しましょう。
投稿名 https://yublog.jp/sample-post/にチェックマークを付け替えます。
パーマリンクの設定を投稿名にすると記事毎のパーマリンクを任意の文字列に変更することができます。
手動で変更しないと記事のタイトル名がそのまま入力されている状態になります。
初期設定の基本のパーマリンク
基本:https://yublog.jp/?p=123
初期設定の”基本”では?p=6789 のような、連番で割り振っただけのパーマリンクになってしまいます。
URLをみただけで記事の内容を想像できないのでSEO的にも利用者にも優しくない設定です。必ずサイトタイトルを略したパーマリンクにする必要があります。
日付と投稿名のパーマリンク
日付と投稿名:https://yublog.jp/2022/03/08/sample-post/
投稿名は良いのですが、年月日が入ってしまうのは問題です。
古い日付だと利用者に良くない印象を与えてしまいます。
そればかりかパーマリンク自体が長くなり、見た目も日記みたいで良くありません。
月と投稿名のパーマリンク
月と投稿名:https://yublog.jp/2022/03/sample-post/
日付と投稿名のパーマリンクに、何日に当たる日付がないだけです。
古い日付だと閲覧者からの印象も良くなく、日記のような印象を与えてしまいます。
数字ベースのパーマリンク
数字ベース:https://yublog.jp/archives/123
数字の前にarchivesというカテゴリが入り長くなってしまうのでよくありません。
百歩譲ってarchivesがない場合でも、数字だけだと視覚的にどのような内容の記事なのか判断できないため、管理者と利用者の両方にわかりにくい印象を与えてしまいます。
投稿名のパーマリンク
投稿名:https://yublog.jp/sample-post/
当ブログの記事もこの投稿名にしています。
当記事のURLを参考にしてください。
その際 _ (アンダーバー)を使わないように注意してください。単語と単語の間は – (ハイフン)を使うようにします。
カスタム構造のパーマリンク
カスタム構造:https://yublog.jp/%postname%/
後述するカテゴリベースとタグベースのパーマリンクを使うときには必須の設定になります。
オプション
カテゴリーベース
パーマリンクにカテゴリを含めることができます。
例えばWordPressと入力すると当記事の場合のパーマリンクは下記になります。
https://yublog.jp/wordpress/wordpress-initial-settin
なんだかWordPressが2つで冗長ですが、要はパーマリンクとカテゴリを連動することができる設定になります。
ただ、カテゴリーベースを使うよりも当記事のURLのように、パーマリンクの設定を投稿名にして先頭にカテゴリに代替できる単語を付けても同じように振る舞うことはできます。その場合のほうがURLを短縮化できます。
出来るだけ短いパーマリンクにしたい場合はこのカテゴリーベースの機能は使わない方がいいです。
URLのリダイレクトという転送機能を使うときやGoogleアナリティクスでアクセス解析するときはパーマリンクがカテゴリーベースになっているほうが便利です。
逆に上級者向けのそららの用途は不要な場合はカテゴリーベースの利用は避けたほうが良いでしょう。それと後からカテゴリー名を変える予定がない場合以外は
タグベース
タグベースはパーマリンクにタグ名を含めることができます。
使い方や考え方もカテゴリーベースのパーマリンクと同様です。
タグベースだと抽象度が低いためカテゴリーベースのパーマリンクよりも使いにくくなります。
パーマリンクに日本語はNG!
パーマリンクに日本語を使わずにすべてアルファベットを使うことをおススメします。
最近は日本語ドメインなども登場しているので知らない人も多いかと思いますが、インターネット自体が元々英語で開発、創られているので世界に共有される情報、例えば、独自ドメインは勿論、URLやファイル名もアルファベットで入力するのが最も無難です。
日本語URLのリンクをコピペしてSNSなどに貼り付けるとアルファベット文字列に変換されて非常に長く表示されるので日本語にするメリットはほとんどありません。
記事内容以外で日本語を使っている場合、SEO的に不利になることはないと言われていますが、日本語のパーマリンクはメリットがなくデメリットしかないないのでおすすめしません。
パーマリンクを後で変更するのはNG!
パーマリンクは後で変更することは可能ですが、デメリットが多すぎるので注意が必要です。SEOの評価はパーマリンクを基準に保持しているため、当然そのパーマリンクが変わると今までのSEO評価もなくなる可能性が高いからです。
それに加えて外部リンクもすべて無効になってしまうので、せっかくSNSなどに貼り付けてもらったリンクURLもすべて無効になってしまいます。
カテゴリベースやタグベースを利用したい場合は必ずカスタム設定にしないといけません
プライバシー
ダッシュボード(管理画面)から”設定”→”プライバシー”をクリックします。
この設定画面から新規にプライバシーポリシーページを作成することができます。
WordPressをインストールした直後は既にプライバシーページが作られているので、新たにこの設定から作成する必要はありません。
なので、誤って削除した場合の再作成する場合にのみ、当設定画面を利用することになります。
まとめ
WordPressをインストール直後の初期設定で最も大事なのはパーマリンクです。
パーマリンクはSEOの観点からも重要な設定だからです。
しかも途中でパーマリンクを変更すると今まで培われてきたSEO評価が失われる可能性もあるため、慎重によく考えてパーマリンクの設定を検討する必要があります。
個人ブログであれば投稿名もしくはカスタム構造の2択です。
とはいえ、あまり深く考える必要はありません。パーマリンクは投稿名にして、記事の作成に時間を費やした方が賢明です。
次点で大事なのはサイト(ブログ)のタイトルです。
これもパーマリンクほどではありませんが途中で変更するとSEOの評価に多少影響します。
とにかく誰にでも覚えやすくて自分自身が愛着のある名前にしないとモチベーションが続きません。このモチベーションこそが実は最も大事な要素だったりします。
なので納得いくまでブログ(サイト)名を検討する時間を設けることをおススメします。
WordPressとサイトアドレスの設定をhttpからhttpsに変更するのも大事です。
現在はSSL通信が当たり前なのでどこかにhttpの設定が残っていると、
例えば利用者が http://yubulog.jp とWebブラウザのアドレスバーに直接入力してブログにアクセスした場合はSSLのないhttpで繋がってしまいます。
ブログサイトがSSL通信になっていないと利用者が離脱する可能性が高くなり機会損失になります。
常時SSL化の設定はこちらの記事を参考にしてください↓
エックスサーバー常時SSL化の設定方法と手順を解説
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