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Bulk Move カテゴリーとタブを一括変換するプラグイン 設定方法と使い方

Bulk Move カテゴリーとタブを一括変換するプラグイン 設定方法と使い方 アイキャッチ

ワードプレス(WordPress)のカテゴリーとタブを一括変換するプラグイン Bulk Moveの設定方法と使い方を解説します。

この記事を見ることで得られるメリット
  • Bulk Moveの使い方と詳細な設定方法がわかります

Bulk Moveで実現できること

Bulk Moveプラグインを利用するとカテゴリーをタグに、タグをカテゴリーに一括変換することができます。

※当記事では変換と表現していますが、移動(Move)や変更と同じ意味です。

通常だと、タグを他のものに変えたい場合は、1記事づつ、既存のタグを削除して新しいタグに付け替える作業が発生しますが、Bulk Moveプラグインを使うと、1回の操作ですべて一括して変換(変更)することができます。

Bulk Moveの機能

Bulk Moveの主な機能は次の通りです。

  • カテゴリーを一括変換 or 削除
  • タグを一括変換 or 削除
  • タグをカテゴリーに一括変換 ※カテゴリーをタグには変換できません
  • カスタムタクソノミーを一括変換

タクソノミーとはタグやカテゴリーの分類の方法のことです。
カスタムタクソノミーとは主に、PHPコードを利用してWordPressのプログラム開発(編集・作成)に使う要素なので、記事の編集をはじめWordPress利用者が普段気にする必要はありません

Bulk Moveのインストール方法

Bulk MoveプラグインをWordPressにインストールする方法を解説します。

WoredPressのダッシュボード(管理者画面)の新規プラグイン追加画面WoredPressのダッシュボード(管理者画面)の新規プラグイン追加画面
  1. WordPressのダッシュボード(管理者画面)の「プラグイン」をクリックします
  2. 「新規プラグインを追加」をクリックします
  3. 検索ボックスに”Bulk Move”と入力すると下に検索結果が表示されます
  4. ”Bulk Move”の今すぐインストールボタンをクリックします
“Bulk Move”のインストール完了画面“Bulk Move”のインストール完了画面

↑Bulk Moveのインストールが完了すると有効化ボタンが表示されるのでクリックします。

"Bulk Move"を有効化すると表示されるプラグイン画面“Bulk Move”を有効化すると表示されるプラグイン画面

これでBulk Moveのインストールと有効化は完了です。

Bulk Moveの設定と使い方

Bulk Moveプラグインを有効化するとダッシュボード(管理画面)のツールの中に「Bulk Move」が表示されます↓

Bulk Moveプラグインのダッシュボード(管理画面)Bulk Moveプラグインのダッシュボード(管理画面)

Bulk Moveには設定項目は無く、変換を行う画面になります。

記事の一括変更

Bulk Moveの記事の一括変更画面Bulk Moveの記事の一括変更画面

↑WordPressダッシュボード(管理画面)のツールの中にある「Bulk Move」に入ると、記事の一括変換画面が表示されます。

カテゴリーを一括変換する

Bulk Move 記事の一括変更画面の【カテゴリーを一括変換する】Bulk Move 記事の一括変更画面の【カテゴリーを一括変換する】

↑既存のカテゴリーを他のカテゴリーに一括変更したい場合に利用します。
上記画像の場合は、ITというカテゴリー(変更元)をWordPress設定というカテゴリー(変更先)に一括変換(変更)します。

下の【投稿に他のカテゴリーが含まれる場合は: 削除する 削除しない】は、もしWordPress設定(変更先)以外のカテゴリーに紐づけがされていた場合、そのカテゴリーを削除するか否かの選択です。

タグを一括変換する

Bulk Move 記事の一括変更画面の【タグを一括変換する】Bulk Move 記事の一括変更画面の【タグを一括変換する】

↑既存のタグを他のタグに一括変更したい場合に使います。
上記画像の場合は、HTMLサイトマップというタグ(変更元)をセキュリティ対策というタグ(変更先)に一括変換(変更)します。

下の【投稿に他のタグが含まれる場合は: 削除する 削除しない】は、セキュリティ対策(変更先)以外のタグが付けられていた場合、そのタグを削除するか否かの選択です。

タグをカテゴリーに一括変換する

Bulk Move 記事の一括変更画面の【タグをカテゴリーに一括変換する】Bulk Move 記事の一括変更画面の【タグをカテゴリーに一括変換する】

↑既存のタグをカテゴリーに一括変更したい場合に使います。
上記画像の場合は、HTMLサイトマップというタグ(変更元)をその他というカテゴリー(変更先)に一括変換(変更)します。

下の【投稿に他のカテゴリーが含まれる場合は: 削除する 削除しない】は、その他(変更先)以外のカテゴリーが付けられていた場合、そのカテゴリーを削除するか否かの選択です。

カスタムタクソノミーを一括で変更する

Bulk Move 記事の一括変更画面の【カスタムタクソノミーを一括で変更する】Bulk Move 記事の一括変更画面の【カスタムタクソノミーを一括で変更する】

↑カスタムタクソノミーを一括変更する機能も備わっています。
当機能はPHPコードを扱える上級者以外、通常は使用しません。

デバック情報

Bulk Move 記事の一括変更画面の【デバック情報】Bulk Move 記事の一括変更画面の【デバック情報】

↑PHPバージョン等のデバック情報が表示されます。

実際にBulk Moveを使った感想とメリットデメリット

実際にBulk Moveを使ってみた感じたメリットとデメリットです。

Bulk Moveのメリット

WordPressにはタグやカテゴリーを一括して名称を変換する機能が付いていないで、タグ名やカテゴリー名を変更したい場合は、当該タグまたはカテゴリーを一旦削除して、新たに造り直し、記事に割り当てる作業が必要です。

当プラグインを使うことで、既存のタグまたはカテゴリーの名称を簡単に変更することが可できるので、作業効率が格段に向上し、時間の節約になります。

機能を追加するプラグインでなく、名称一括変更用ツールなので、面倒な設定は不要です。インストールして有効化すれば即使えるのもメリットです。

Bulk Moveのデメリット

誤ってカテゴリーやタグを削除してしまった場合は元に戻すことはできません。
記事数が多い場合、カテゴリーやタグをつけ直すのには多大な時間が必要です。
予めWordPress全体のバックアップを取るか、慎重に作業する必要がある点がデメリットです。

まとめ

Bulk Moveはカテゴリー名やタグ名を纏めて変更したり、削除することができる、作業効率向上用プラグインです。

タグやカテゴリーの名称を1度で全て変更したい時に、名称一括変換用ツールとして使えるので重宝します。
導入も簡単で設定不要で操作もシンプルなことも利点です。

常時使うことは無いプラグインなので、必要な時にインストールして、使い終わったら削除するという運用がセキュリティリスクや管理の手間が省けるのでおすすめです。