ワードプレス(WordPress)の画像ファイルのサイズを圧縮するプラグイン ShortPixel を解説します。
- ShortPixel の使い方と詳細な設定方法がわかります
ShortPixel で実現できること
WordPressのプラグイン ShortPixelを導入するとの投稿記事内の画像ファイルを最適化して圧縮して記事ページの表示速度を向上させることができます。
- 画像ファイルを圧縮します
無料版だと毎月100枚まで画像ファイルを圧縮できます。
ShortPixel のインストール方法
ShortPixel プラグインをWordPressにインストールする方法を解説します。
- WordPressのダッシュボード(管理者画面)の「プラグイン」をクリックします
- 「新規追加」をクリックします
- 検索ボックスに”ShortPixel ”と入力すると下に検索結果が表示されます
- ”ShortPixel – Optimize Images & Convert WebP”の「今すぐインストール」ボタンをクリックします
↑ShortPixel のインストールが完了すると有効化ボタンが表示されるのでクリックします。
これでShortPixel のインストールと有効化は完了です。
ShortPixel の設定と使い方
ShortPixelプラグインをインストールして有効化しただけでは圧縮機能は有効になりません。
有効にするには先にメールアドレスを登録してAPIキーを入力する必要があります。
以降の画面写真は日本語に翻訳しています。
APIキーの取得と登録
ここからはShortPixelプラグインの使い方を解説します。
最初にメールアドレスの登録とAPIキーの取得を実施します。
メールアドレスを登録
↑ShortPixelの設定画面を開くとAPIキー入力画面になっているので、「無料のAPIキーを作成する」ボタンをクリックします。
- ボックスにメールアドレスを入力します
- チェックボックスにチェックマークを入れます
- リクエストキーボタンをクリックします
リクエストキーを押した時点で設定画面のAPIキー入力欄に自動的に挿入され認証されました。
なのでもし自動的にAPIキーが入力されない場合は以降の手順に進んでください。
届いたメールの API KEYをコピペ
↑先ほど入力したメールアドレス宛にAPIキーが届くのでコピペします。
↑先ほどコピペしたAPIキーの空欄にを貼り付けます。
入力したAPIキーの確認が完了すると、ShortPixelの設定項目を変更することが可能になります。
既存の画像ファイルを一括して圧縮する方法
既にWordPressに保存されている画像ファイルを一括して圧縮する方法を解説します。
- メディアをクリックします
- ShortPixel 一括処理画面をクリックします
- 最適化を開始ボタンをクリックします
無料版は1か月に100枚までしか画像ファイルを圧縮できません。
上限に達した場合は1ヶ月待つか有料版にしないと残りを圧縮することはできません。
画像ファイルの圧縮状況を確認と個別圧縮
一括圧縮したほうが便利ですが、個別に圧縮することも可能です。
ShortPixelプラグインによって圧縮された画像ファイルの圧縮状況を確認したい場合はメディアのライブラリを表示します。
↑このようにライブラリ画面の右端に「ShortPixel 圧縮」欄が表示され、画像ファイルの圧縮率を確認できます。
右端のアイコンをクリックすると圧縮率を選択して個別に圧縮することができます。
以上がShortPixelの使い方です。
ShortPixelの設定
ShortPixelプラグインを有効化するとダッシュボード(管理画面)の設定の中に「ShortPixel」が表示されます。
ShortPixelの設定画面には下記の5項目あります。
- 一般
- 上級者向け
- Cloudflre API
- 統計情報
- WP リソース
最初にAPIキーを入力していないと設定変更できません。詳細手順は前述しています
一般
一般設定項目と意味は下記のとおりです。
- 圧縮タイプ:
画像ファイルの圧縮率を「不可逆」「光沢」「可逆圧縮(ロスレス)」の3つから選択
- サムネイルも含める:
サムネイルも圧縮するか否か - 画像バックアップ
最適化プロセスの前に、元の画像を残します - EXIF を削除
画像ファイルに含まれた日付や時刻などのExifデータを削除するか否か - 大きなサイズの画像を変更
ピクセル値で画像ファイルの最大値を設定できます
上級者向け
項目名 | 意味 |
---|---|
追加メディアフォルダー | 最適化する画像フォルダを追加指定可能 |
PNG 画像を JPEG に変換 | 自動的に PNG 画像を JPEG に変換するか否か |
CMYK から RGB へ変換 | RGBに変換するか否か。変換すると画像ファイルサイズが小さくなる |
Next Generation Images | 画像の形式をWebPやAVIFで作成するかを選択 |
高精細画像を最適化する | Retina画像も最適化するか否か |
その他のサムネイルの最適化 | リストにないサムネイルが見つかった場合も最適化するか否か |
PDF を最適化 | PDF ドキュメントを自動的に最適化するか否か |
パターンを除外 | 最適化から特定の画像を除外するパターンを設定できます |
HTTP AUTH ログイン情報 | ブログサイトにユーザー認証を設定している場合にのみ入力 |
アップロード時にメディアを最適化する | 画像ファイルを自動的に最適化するか否か |
フロントエンド処理 | サイト閲覧者が画像をアップロードした時に最適化するか否か |
サムネイルサイズを除外 | 除外したいサムネイルサイズを選択可能 |
Cloudflre API
Cloudflreという名称のCDN(外部キャッシュサービス)を利用する時に使う設定項目です。
統計情報
無料であと何枚画像圧縮できるのかなどの画像圧縮の状況を確認できます。
WP リソース
ShortPixelを利用しているWordPressサービスの一覧画面です。
設定項目はありません。
まとめ
ShortPixelを利用すると画像ファイルのサイズを効率よく圧縮して軽量化できるのでWebサイトやブログの表示速度向上を期待できます。
注意点として、無料版だと月に100枚までしか画像ファイルを圧縮できません。
なのでもし沢山の画像ファイルを一度に圧縮したい場合は有料版にするか「EWWW Image Optimizer」プラグイを利用してください。
無料で画像ファイルの圧縮と遅延読み込み、WebP形式に変換できる「EWWW Image Optimizer」プラグインの詳細説明記事はこちらです↓
EWWW Image Optimizer 画像ファイルサイズを圧縮して高速化するプラグイン 設定方法と使い方
「EWWW Image Optimizer」プラグインを使て既存の画像ファイルをWebP形式に変換する方法はこちらの記事を参考にしてください↓
EWWW Image Optimizerを使ってブログサイトの画像ファイルをWebPに変換する方法