ブログ・サイトの利用者(ユーザ)が投稿ページ(記事)のクリックやタップした箇所を確認することができるワードプレス(WordPress)のプラグイン Aurora Heatmap を解説します。
- Aurora Heatmapのインストールと設定方法がわかります
- 拡大画像の下に表示される代替テキストを非表示にする方法がわかります
当記事は無料版のAurora Heatmapの機能と設定を解説しています
Aurora Heatmapで実現できること
Aurora Heatmapを使うと利用者が投稿ページや固定ページ内をクリックやタップした箇所を確認することができます
主に次のような特長と機能があります。
- ユーザーが注目している箇所がクリックやタップした箇所として確認できる
- ユーザーのクリック数とクリックされた箇所がモバイルとパソコン別に確認できる
Aurora Heatmapのインストール方法
Aurora HeatmapプラグインをWordpressにインストールする手順を解説します。
↑WordPressのダッシュボード(管理者画面)のプラグインの新規追加をクリックします。
- 検索ボックスに”Aurora Heatmapと入力すると下に検索結果が表示されます
- ”Aurora Heatmap”の今すぐインストール”ボタンをクリックします
↑Aurora Heatmapのインストールが完了すると有効化ボタンが表示されるのでクリックします。
これでAurora Heatmapのインストールと有効化が完了しました。
Aurora Heatmapの使い方
Aurora Heatmapをインストールして有効化するだけでユーザーがクリックした箇所を保存するようになります。
基本的には初期設定のままで大丈夫です。
有料版にすると離脱箇所や熟読箇所も保存されるのでカスタマイズできるので設定する範囲は増えますが、無料版だと利用者が画面をクリックやタップした箇所を保存するだけの機能しか使えないからです。
Aurora Heatmapをインストールして有効化するとWordpressと連携しているMySQLデータベースにクリックやタップした箇所を保存する専用のテーブルが作成されます。
なのでブログ・サイトのレンタルサーバに多少なりとも負担を掛ける原因になることもあります
Aurora Heatmapの設定
↑Premiumと表示されている設定箇所は有料版でしか変更できません。
無料版で設定変更できるのは下記の箇所だけです。
データ設定
- 精度:高精度or標準
- 個別ページ以外:計算するor計算しない
- Ajaxの遅延時間
表示設定
- 描画ポイントの数:無制限 or 10000 or 3000 or 1000
- カウントバー:表示する or 表示しない
- URL ハッシュ:統合表示 or 個別表示
データ設定の精度が高精度だと絞り込んだ条件のデータしか保存されないため利用者が少ない場合は標準に変更したほうが良いです。
個別ページ以外は計算しないにしたほうがサーバに負荷が掛かりません。
表示設定のカウントバーとはヒートマップ画面右端に表示されるクリックやタップした箇所のカウント数のことです。
Aurora Heatmapのヒートマップ一覧画面
↑PCとスマホ(モバイル)のヒートマップ画面を確認するには数字をクリックするとヒートマップ画面が別画面で表示されます。
※実際の画面は下の項目に載せています。データがある程度溜まっていないと数字は表示されずヒートマップは確認できません。
ヒートマップとは利用者が画面をクリックやタップした箇所を色調で表示する機能のことです
実際のAurora Heatmapのクリックヒートマップ画面
↑クリックやタップ回数が少ない場所は青く、回数が多くなるほど緑→黄→赤と変化します。右端の数字はその位置のクリックやタップ回数です。
Aurora Heatmap無料版と有料版の違い
↑有料版はユーザが注視する熟読箇所と投稿ページのどこまで読まれているのかが判る離脱箇所が確認できるので記事をリライトする際の参考になります。
↑ユーザーが離脱した箇所が%表示で確認できます。
Aurora Heatmapの有料版は月額2189円(19.9ドル※1ドル=110円換算)です
Aurora Heatmapのメリットとデメリット
外部のヒートマップサービスはユーザー登録したり、Wordpress側に設置するコードの導入や工程が多いため敷居が高いです。
それに比べて手軽に導入できることがAurora Heatmapプラグインの最大のメリットです。
WordPressの管理画面からヒートマップ画面を確認することができる点もメリットです。
外部のヒートマップサービスだと外部のWeb画面から確認する必要があります。
いっぽう、データベースにAurora Heatmap専用のテーブルが作成されるので微小ですがディスク容量を消費するのがデメリットです。
まとめ
Aurora Heatmapを導入するメリットは利用者がクリックやタップする箇所を確認できるので、とくに記事のどの部分を知りたいのかが分かる事です。あと、目次やリンクをクリックしているか否かも確認することができるので、意外な点を発見したりできます。
ただし、Wordpressと連携しているMySQLデータベース内に直接クリック箇所などのデータを保存するので、さほど大したサイズではありませんがレンタルサーバのディスクの空き容量を消費します。
とはいえ、他のヒートマップよりも外部サーバと通信データのやり取りが発生しないのでブログ・サイトの画面表示に負担は掛かりません。
他のヒートマップサービスだとサービスを提供している会社側のサーバとブログ・サイト側のレンタルサーバ間でデータ通信が発生するので記事の表示速度に微小ですが影響がでる可能性があります。その点Aurora Heatmapは外部サーバを利用しないのでレスポンスは高く、表示遅延の原因にはなりにくいです。
有料版も提供されていることからアップデート(更新)もきちんとされているのでセキュリティの面でも安心して使うことができます。
気軽にヒートマップ機能を使ってみたい場合は導入してみてはいかがでしょうか。